個人旅行のコツ

旅行のこぼれ話

観光で絶景を見るなんて最低

いき遅れ女非難シリーズになってきたこのコラム。

 

いき遅れ女が最低だと思うのは、女だけで絶景を食いつぶすことだ。

覚えておくがいい。

だれもがうなる絶景を観光で見てしまうのは、人生で最低の経験になる。

本来、絶景は、旅先で出会ったステキな人と、その記憶を永遠に頭に閉じ込めるために存在する。

人生で絶景は、何度も見たが、旅先で出会ったステキな人と見た風景を超えるものなんて一つもない。

人には、それぞれ、わずかなチャンスが与えられているだけだ。

サグラダファミリアを見た。モンサンミッシェルを見た。トレドを見た。

で、だれと、どんな風に?

ゴミのような旅行記ばかり2、「広告」だらけの実態

ネットの旅行記がゴミばかりなのは、いき遅れ女のせいと思った自分が浅はかだった。

いまや「金」をもらって提灯記事を書いているやつらばっかりじゃん。

 

グーグル検索にしろ、大手会社サイトにしろ、最近はやけにメーカーや広告主に都合がいい話が目につく。素朴に不思議だと思っていたら。

いわゆるステルスマーケティング、以前の表現で言えば提灯記事。つまり、ばく大な数に増えたネット広告屋と、その依頼を受けたくそライターが、金をもらって都合の良い話を書きまくり、くだらない情報がネットにあふれるようになったわけだ。

広告主に都合が良い話だけではない。逆に都合の悪い話は、検索リストで下位に下げるように、金をもらって、せっせと仕組んでいるやつがいるのである。

 

おかげで、痛い実態をつくような話、貴重な本物の一般人の話が、どんどん見つけにくくなっている。

広告を本物の一般人の投稿だと思っていたことも、ばかばかしい。

 

広告表現に関して、ネットは完全に無法地帯で、デタラメもいいところだ。まあ、情報を探す基本であるグーグル自体が、広告で稼いでいるわけで、もう上から下までデタラメ構造で、完結している。

 

最近のやり口は、新聞の「意見広告」をもっと巧妙にした意識の刷り込みだ。広告屋は、やることがエゲツないなあ。

 

iphoneが典型だ。世界中で日本だけ異常にシェアが高い。ネットでやたらとアップルを持ち上げるやつがいると思ったら。金だったわけだね。

 

案の定、 ドコモのiphone発売が日本で大騒ぎになるのと裏腹に、市場では冷徹にアップル株が売られている。

 

日本人を意識したのか、カスみたいに小さな画面なうえに、どう考えてもアンドロイドのバージョン4.2とは1周遅れの機能。割安感が全然ない価格。だれが買うんだ?(流行遅れ品に飛びつくバカな日本人ぐらいだろう)

 

ネットの情報に、コロッとだまされている自分は愚かだ。が、世界中で日本だけ異常にiphoneのシェアが高いことを考えると、日本人全体がだまされやすく、文句を言わない国民ということか。

 

 

 

 

 

海外旅行にはドコモとアンドロイド

ドコモがiphoneを売るらしい。

海外旅行にドコモとアンドロイドは欠かせない。高度な日本語入力を備えたままSIMフリーにできるからだ。

マスコミなどは、ドコモがiphoneを売らなかったから、他社へ顧客が流れたという。

ジョーダンじゃない。

ガラケーでは気づかなかったが、スマホを使うとドコモの経営陣が、無能であることを痛感する。

NOTTVやdマーケット、電話帳、spモードメールなど、とにかく、ごみのようなサービスを山ほどユーザーに押し付けてくるのだ。しかも、安くはない金をふんだくり、携帯をフリーズさせ、いたずらにバッテリーを消費し、操作を難しくして消費者を混乱させる。

使い始めた時は、ドコモアプリのおかげで、発狂しそうになった。アンドロイドのバージョンがあがって、ドコモアプリを強制停止できるようになったために、ユーザーの不満は爆発せずに済んでいる。

さらに、海外へ出れば、iphoneが落ち目であることを痛感する。もうiphoneなんて、みんな使ってないじゃん。

ドコモのゴミアプリ、ゴミサービスを維持するために、ガラケーよりはるかに高い料金を払い、ボロ儲けさせていると思うと腹立たしい。

ドコモが落ち目になっているのは、iphoneのせいでは決してない。

 

祝!東京オリンピック開催決定

東京オリンピックが、2020年に開催されると決まった。約半世紀ぶり2回目だ。

開催時期は、アメリカのテレビ放映の都合に合わせ、夏しか認められないらしい。

おかげで、夏季休暇を拡大し「五輪を契機に日本にバカンスの習慣が生まれるかもしれない」と、あるテレビ番組でコメントする人がいた。

んなわけねーダロと思う。

新婚旅行のため、まとめて1週間休みをとったことがある。おかげで残業続きで、結婚式当日も深夜1時半まで残業。睡眠は3、4時間、旅の準備も、まったくできなかった。

旅行後も地獄。仕事の山は、出発前のままだった。そんぐり旅行期間分、仕事の締め切りが迫っているわけで、気絶しそうになった。

だが、周囲は他人を助ける余裕なんてない。牧歌的な職場は、とっくに日本から消えている。「人が減って、仕事量は増える」ことはあっても「人が増えて、仕事量が減る」ことはない。

さらに、昇進でもすれば、「1週間休みを取るために2週間は倍働く」という計算はできなくなり「1週間休みを取るために1カ月間は倍働く」ありさまになっていく。

バカンスどころか、長期の休みなんて自分の首を絞めるだけだ。旅行先で客の電話に対応し、ホテルにこもり、ネットを使って仕事をこなすのもむなしい。

日本人に、バカンスの習慣なんて、永遠に訪れない。

で、楽しげにヨーロッパ旅行(まず1週間は必要)のことをネットに上げている人には、特徴がある。

コイツらは長期の休みをとっても、会社や仕事に何の影響も及ぼさない人間ですってね。(何なら、そのまま日本に帰ってこなくていいよ)

 

ゴミのような旅行記ばかり

ネット上の旅行記は、大半がゴミだ。

理由は明白。旅行記を書くのが、いき遅れた女か団塊のジジイ、ババアばかりだからだ。

内容は、ほとんど子供の日記レベルである。旅行の大半はツアーだ。まともな日本語が書けないためか、やたら写真が多い。

ゾッとするのは、コメント欄だ。うわべだけの社交辞令コメントがズラリと並ぶものもある。小学校高学年の女グループのおぞましさを覚えているだろうか? あんなのが、ネット上に出来上がっている。

旅行プランを立てるには、現地の生の情報は貴重だ。しかも、短時間で要点が分かるようにエッセンスだけほしい。

社会人として報告書を書いたことがある人なら、当然の感覚だろう。

が、いき遅れた女と団塊のジジイ、ババアは、こうした「社会人の常識」がすっぽり抜け落ちている。

で、ジジイが愚痴のように書いてたなあ。海外旅行どころか仕事、仕事、仕事の人生だった。まあ、確かにね。多くの日本人は、バカンスとは無縁で、仕事、仕事、仕事の状態のまま人生を終える。

いや、旅行に行っても子供の日記しか書けない者は、結局、仕事しかなかった人生と大した差はないだろう。

仕事漬けの人生とは別の世界を経験して、他人に示すのが、大人の書く旅行記だ。そんな大人の旅行記が増えることで、少しは世の中も変わるのだと思う。

 

スペイン旅行こぼれ話編

旅行記本体と切り離した。

後から気づいたことは、こちらに流していく。

テーマは2つ。

1:ツアーと個人旅行の違い。

2:旅先でケンカしないコツ。

 

ツアーで旅行するのは、日本人ぐらい

旅先で、だれもが思うことは「ツアーで旅行しているのは日本人ぐらい。現地で突出して目立っている」ことだ。いい年をした大人が、始めから終わりまで添乗員に引率される集団は、不気味にすら映る。

無論、アメリカ人をはじめとする団体はいる。しかし、その多くは、現地で催行する観光ツアーの参加者だ。

ツアー主体になる理由は①長期の休みを取れない②語学ができない③自己主張が苦手④割安なツアーがある、からだろう。

①バカンスの習慣がない

ヨーロッパの緯度をみると、ほとんどが東北や北海道より北にある。夏を感じられる期間は短い。1年の大半が暗く、重苦しい天気の地域も多い。せめて夏だけでも、存分に太陽の下で過ごしたい、と考えるのは自然だ。1カ月前後のバカンスが習慣になるのは理にかなっている。

日本はそこまで太陽に飢えていないだろう。さらに、休みが一時期に集中するバカンス型だと、日本の観光地は死に絶える。忙閑の差が激しすぎると施設がもたない。

春と秋の連休に分散型の夏休みは、日本人に合っているのだ。

しかし、ヨーロッパは、日本から1万キロも離れている。移動に都合2日は消える。結果的に限界まで観光地を詰め込む凝縮した日程のツアーに頼ることになる。

②ヒアリングの絶対時間が足りない

日本の英語教育のレベルは高い。義務教育の英語で十分、英語圏で日常生活を送れる。が、会話を重視する以前の教育を受けた人は、ヒヤリングの絶対時間が足りない。閾値を超えて「ある日突然、英語が日本語のように脳に届く」経験を多くの人がしているはずだ。イエス、ノーの簡単な反応だって、ヒヤリングができてこそである。残念ながら、ヒヤリングの時間は、自分で積み上げるしかない。

③まっとうなクレームが苦手

商店街が消滅して、スーパーで買い物するから、値切りの駆け引きどころか、今は一言もしゃべらずに買い物を済ませる日本人が多数派だ。「他人に迷惑をかけない」と教育する女さえ、多数いる。

ところが、やたらと自己主張が強い地域に行くと、これが裏目に出る。だます、誤認する、ことに後ろめたさをまったく感じない人々、顧客へのサービスが自分の利益につながると考えるやつなど、皆無に思える。

鼻であしらわれたら、絶対、屈服してはならない。一人が泣き寝入りすると、後からくる日本人すべてが、そいつに同じ目に遭わされる。これは海外旅行が自由化されたころからの鉄則だ。後から来る者への責任は重い。

言葉ができないなら、日本語で徹底して主張する。倍返しだ。自分が翻訳する立場には立たない。相手に翻訳させるのだ。

が、こんな日本人は、半沢直樹のように少数派だろう。結果的にツアーという集団の中に日本人を閉じ込めておくほうが、最適解になってしまう。